『Laundry』オリジナル・サウンドトラック

映画『Laundry』
2002年3月に公開された映画『Laundry』は、窪塚洋介と小雪が主演を務める、切なくも温かいファンタジックなラブストーリーです。森淳一監督がメガホンを取り、2000年にサンダンス・NHK国際映像作家賞日本部門を受賞した期待作として注目を集めました。

音楽を手掛けた atami(渡辺善太郎)について

本作の音楽を手掛けたのは、atami名義で活動していた音楽プロデューサー・作曲家の渡辺善太郎(1963年8月9日〜2021年7月22日)です。岡山県倉敷市出身の彼は、日本の音楽シーンにおいて数々の名曲を生み出してきました。

Charaやhitomiといったアーティストのプロデュース、楽曲制作で知られ、特にChara『やさしい気持ち』、hitomi『Love2000』などのヒット曲を手掛けたことで、アーティストからもリスナーからも絶大な支持を集めました。atamiとしてのソロ活動では、『ATAMI』(2001年)、『doppler』(2002年)といったアルバムをリリースし、独自の音楽世界を展開しています。

渡辺善太郎の音楽は、繊細で情感豊かなメロディと、心に寄り添うような優しいサウンドが特徴です。映画『Laundry』のサウンドトラックにおいても、その才能が存分に発揮されています。

癒しの名曲をピックアップ

このサウンドトラックの魅力は、落ち着いたメインテーマのメロディが様々なバージョンで展開され、アルバム全体を通して心地よい癒しの空間を作り出している点にあります。今回は特に心に染み入る2曲をご紹介します。

1.Main Theme
アルバムの幕開けを飾る「Main Theme」は、このサウンドトラックの核となる楽曲です。優しく穏やかなピアノのメロディが、まるで朝の光が静かに部屋に差し込むように心に広がっていきます。主人公テルの純粋な心、そして彼が見つめる日常の風景が音になったかのような、透明感のある美しい旋律です。

曲の雰囲気:インストゥルメンタル・クラッシックギター・弦楽器・優しい・陽だまり・のどか

2.酩酊
3.いつもの散歩道
4.追憶
5.朝日
6.Main Theme ~夜~
7.水絵
8.Sleeping
9.Nightmare
10.Dreamin
11.田舎道

12.Finale
アルバムのラストを飾る「Final」は、物語の終わりとともに聴く者の心を優しく包み込む名曲です。メインテーマのメロディが再び姿を現しながらも、そこには旅を経たテルと水絵の変化、そして別れと再生の予感が込められています。

曲の雰囲気:インストゥルメンタル・ピアノ・弦楽器・優しい・切なさ・懐かしさ

13.Under The Sun


映画『Laundry』のオリジナル・サウンドトラックは、atamiこと渡辺善太郎が紡ぎ出した音の物語です。メインテーマのメロディが様々な表情を見せながら、13曲を通してひとつの世界を作り上げています。